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ロードライダー5月号
高出力エンジンを積み、リヤアームも太目のアルミ角型を装着したニンジャが、ウイリー防止のためにスプロケを42T(ロング化)にすると、スプロケがチェーンスライダーに干渉することが多い。こうした各部バランスも苦慮するぶぶんとか

MARVELOUS GPZ900R
「せっかくニンジャに乗っているなら、ハンドリングでもニンジャらしさを楽しんでほしいと思うんですよ」と語る、マーベラス代表・折目さん。だが、チューニングの度合いが進むほど、『ニンジャらしさ』をキープすることが難しいのも、また確かだ。たとえばエンジンを強化して足まわり、シャーシーを固めると「1次旋回が重くなり、2次旋回でカチッとしたタッチになり、ニンジャらしさが損なわれてしまう」(折目さん)とのこと。これだと速くはあるが、ニンジャの味ではないというわけだ。
このため同店では、足まわりを変更してもフレームを固くしすぎなず、なおかつフォークオフセットも、上下ブラケットワンオフするなどして極力ニンジャと同じ数値(フォークオフセット45mmなど)に留めるように工夫している。
カスタムしながらニンジャのテイストを残す。非常に難しいことだが、あえてそこにこだわるのがマーベラスらしいと言えそうだ。
@ベースはA10。フロントブレーキはマスターをブレンボ製ラジアルポンプに変更する程度であとはSTDと、純正の味を残したバランス重視の内容
Aエンジンはワイセコ唐V5mmピストン、ヨシムラST−1カムのいわゆる972cc仕様。キャブはFCR唐R7mm、マフラーは特注4−1アップ+デビル製サイレンサーという組み合わせだ。ZX−7R用ラジエーター流用も定番
BCホイールはダイマグ中空マグ(前3.50−17/後5.50−17)でスイングアームはウイリー特注品角アルミ(ショックもオーリンズに変更)。またアッパーカウル、シートなどポイントにはマーベラスオリジナル品も装着

ロードライダー6月号

究極も、『らしさ』も。
多面的なニンジャの魅力

●マーベラスエンジニアリング代表 折目進哉氏

 


国内仕様に関しては「カム交換するつもりなら、シリンダーまで開けて972cc化するのがコストパフォーマンスが高いですよ」と折目さん。あらゆる年代、仕様を知り尽くしているのが、大きな強みと言えそう
自らのニンジャ改で、チューニングを追及し続けるマーベラス・折目さん。その究極の夢は『ZX-12Rをニンジャで抜く!』こと。GPZ-Rに賭けた夢に耳を傾けてみよう。

「やっぱり私自身がニンジャが好きだっていうことが一番大きいですよね。あとは、いよいよ生産中止になるということで、ニンジャをこのまま終わらせたくない、という思いもあります。ZX-12Rを抜くというのも、やっぱり自分の好きなバイクで最速モデルを抜ければ痛快だろうっていうのが発想の原点。それに、ニンジャは最新モデルには、かなり軽視されてますから(笑)。
まあ、抜くと一口に言ってもいろいろあるんですが、サーキットはマシンの性能もそうなんですけど、乗る人のウデによるところも大きいですよね。だからウチとしては直線勝負、しかもかなり”乗れてる人”の12Rを抜くっていうのが、とりあえずの目標。となるとチューニングは、ドラッグ的なモアパワーという方向性になってくるわけですよね。
現在ウチの考えるニンジャ系最強エンジンというのは、ZZR1200の腰下にZRX1200ヘッド、これにハイコンプのピストンを作って、ヨシムラST-Iカムで回すというもの(注:実際にはさらにSPLポーティング、クランク軽量などの各部加工も施す予定)。(1200の)ノーマルボア、ハイコンプ仕様ですけど、排気量があがりますから、これによるパワーアップが期待できると思います。
『ボアアップに勝るチューニングはない』ということですよね。
もちろん、この仕様に関しても、自分のニンジャでテストしていく予定。コンプリートエンジンとしてメニューに加えるかどうかは、まだそれからという感じですね」
このように、ニンジャで究極のハイパフォーマンスを追求する一方で、折目さんは『ニンジャらしさ』も非常に重要だと語る。もちろんそれは、性能、ルックス両面でのものだ。
「チューニングをどんどん進めていくと、乗っていてニンジャなのかZZR-1100なのか、分からなくなってしまうことが多いんですよ。ニンジャらしさっていうのは、私にとってはゴロゴロ回るエンジンだったり、カワサキらしい荒々しさだったり、オーバーアクションで乗っていかなければ曲がらないようなクセの強さだったりするんですけど、そういった部分を極力残して、良いところを伸ばすというのが、大事なんじゃないかと思いますね。
外観については、個人的にはニンジャにはシングルシートを付けるのもNG(笑)。
あとはリヤのウインカーはノーマルでないと、とか。レーサー作ってるんじゃないんで、やっぱりカタチはニンジャじゃないと、っていうのは強いですよ。そういう意味では、『究極のニンジャ』っていうのは、もしかしたらノーマルなのかも知れないですね。で、それを唐R7mmあたりのやや小さ目のFCRと、4−1のEXを付けて、アップハンで乗る。
逆車ベースだったら、こういう仕様がエンジンも使い切れて、じつは一番面白いんじゃないかと思います。
あとはパーツがたくさんあるので、どんな仕様にしようか考えてるときが一番楽しかったりもしますよね。そんな点もニンジャの魅力じゃないでしょうか」


↑右側転倒時にもっともダメージを受けやすい部分を別体化した2ピース構造のオリジナルアルミ削りだしクラッチカバー。オイルの注油口も装備しメンテナンス性の向上を図る

↑スピードメーターをZX−10用300km/h表示に変更。ウイリー特注1ブロックトップブリッジにヨシムラデジタルテンプメーターをツイン装着

↑ダウンチューブにサイドワインダーをチョイス。ラジエターは取り出し口の自由度の高いプロトラウンドタイプ。同時にオイルクーラーもプロトラウンドを装着

↑クラッチレリーズ&スプロケットガードはウイリー製。バックステップはWR’Sバトルステップをベースにベアリング追加加工をほどこしたものを装着

↑外装パーツはオリジナルFRP製。カラーリングもマーベラスオリジナルキャンディーライムグリーンを採用。この車両でもっともこだわりもって製作した部分


↑Z1000S1風のタックロールシ ートはマーベラスオリジナルシー  ト。160〜170psという強烈な パワーでも体が前後にズレない  ように開発したもの

↑FフォークはZRX1200純正品を流用。最適な油圧レシオから選んだというブレーキキャリパーはAP4466.ローターはプラスμ特注唐R20mmチタンピン仕様
危険な自己流カスタムにならないように

本誌はもちろん、いろいろなカスタム車の掲載されている雑誌を見て思うことですが、DIYカスタムするにあtり、クリアランスや収まりを考えずに流用カスタムをしている車両が多く、ウチに持ち込まれる車両の中にも、同様の危険性をもつものが多いです。
特に強引なワイドホイール化によるチェーンラインの狂い(フレームを削ってしまっている)、位置合わせがうまくいかずパッドが偏摩耗しているブレーキなど車両がほとんど。こういう部分はプロと相談しながらカスタムするべきだと思いますよ!
(マーベラスエンジニアリング代表/折目 進哉氏)
↓Rショックはオーリンズタイプ4をチョイス。ノーマルのディメンションにこだわり、ウイリー17インチリンク&車高調を組み合わせて使用する。
 
 
CUSTOMSPECIFICATIONS
エンジン ZZR1100(ZRX1100ヘッド)
ピストン ワイセコ唐V9mmワンオフ
カムシャフト ヨシムラST-1
キャブレター FCR唐S1mm
マフラー エキパイ:ノジマ
サイレンサー:ツキギ
電装系 ダイナ2000
オイルクーラー プロトラウンド
ラジエター プロトラウンド
Fホイール ZRX1200STD3.50-17
Rホイール ドゥオーモ6.00-17
タイヤ ミシュランパイロットレース
120/70-17(F)190/50-17(R)
Fフォーク ZRX1200
Rショック オーリンズタイプ4
スイングアーム ウイリー目の字断面
ハンドルバー ハリケーン
ペイント マーベラス
ニンジャ好きが作った公道最強ニンジャ

見た目の派手さ以上に強烈なパワーが与えられたマーベラスエンジニアリングのニンジャカスタム。代表自身がニンジャ好きということもあり、コストを度外視して製作された、テスト&コンセプト車両である。
こだわりのエンジンは、ZZR1100(D)をベースにワンオフ製作した唐V9mmピストンを組み込んだ1108cc仕様。ヨシムラステージ1カムシャフトにWEBバーニアカムスプロケットを組み合わせ、絶妙のバルブタイミングを実現、オリジナルステージ5ポーティング、シリンダー&ヘッド面研、ウォータージャケット加工、クランク10%軽量化&フルバランス、コンロッドフルミラーフィニッシュ&バランス取り、etc・・・と、まさに最強仕様と呼ぶにふさわしい怒涛のチューニングメニューがほどこされている。
スイングアームを始め、アルミ系パーツは、信頼性と精度の面からウイリー製を多用する。クラッチカバーはマーベラスエンジニアリング入魂のオリジナルアルミ削りだし2ピースカバー。これは市販パーツに気に入ったものがなかったゆえのオリジナル製作品で、市販化を予定しているとのこと。左側にタイミングプレートが装着できないダイナピックアップ装着車にとって、有効性の高いパーツなのだ。
今後、さらなるパワーアップを目指すというこのニンジャ。オーバー200psを実現するか!?


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